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ドラゴンの華麗なる週末
             応天府 俄に豊穣を齎し
             河南府 大いに三好漢を苦しめ

▲久しぶりに来た感のあるホームレス公園

▲ベイトの量は多かった
 9月6日。
 この日夜、白日鼠・ビーバスが海でシーバスを釣りたいと言って来た。
 豪雨が散発してはいたが、まだ夏だし、川のほうが確率高いのではないか?しかし、クルマでは攻められる場所にも限るもあるし、こういう時はこういう
ポイントってのも、いまひとつ弾き出せない。
 しかし、無職中の出費を抑えたいので「西湖にしよう」という提案も出せなかったし、日曜日中は父親代行という聖なる任務も控えている。というわけで、約二ヶ月ぶりとなる海釣りが決定。
 夕刻頃、晁天王が狛江寨を訪ねてこられた。
 ジャガーバックスの『日本妖怪図鑑』と『世界妖怪図鑑』をつけとどけとして持ってきてくれたので、返礼として『28日後』と『28週間』を上納した。

▲春に楽しませてもらった小島新田
 晁天王の好物であらせられるラーメンを食し、晁天王は東渓村へ戻られた。


 宵も深まった頃、ビーバスが開封府入城の報あり。
 合流後、そそくさと現地を目指したが、この時点では一切の期待を持っていはなかった。

▲鉄叫子ベイト 惜しくもバラシ
 川を脇目に、ビーバスも警備員時代に中免取っておけばよかったのに…と、思っていた。


 かくして、晩春にビーバスと鮑旭が炸裂させたホームレスワンドへ。
 この時期、どん詰まりのワンドではあまり水が良くないのではないか?という危惧は合ったが、予想に反して、ボラと思われるボイルが頻繁に起きていた。
 NW06に30クラスが掛かり、足元でバラし…「いるじゃねえか!」と、その後も一帯で、手を変え品を替えで粘るが、ここではそれっきり。

▲最初のゲットは超小型
 しかし、こんな奥まった所で反応があるってことは、あそこでも、と思い小島新田へ移動。


 今年の春はいい思いをよくさせていただいた、小島新田。
 この夜も、開始間もなく、楽和製作のジャークベイトに30クラスがヒット。
 気を良くしハンドランディングしようとしたら手元でバラし…。
 ほぼ同時にビーバスも20センチ未満の超小型をバラしていた。
 「イケるんじゃねえ?」と、進入可能場所のぎりぎりまで釣り進む。
 バラしも多く、ヒットしても20センチ未満という状況が続いたが、予想外の好反応振りに、キャストに倦むことがない。
 オレはスピニングで小型ベイトをキャストしていたので、小型だけなら退屈せずに釣れ、いちいち写真に収める気もなくなっていた。

▲まずはビーバスがゲット
 キャスティングタックルを用いていたビーバスは、中量級ルアーをキャストしていたが、ベイトが大きい分、釣れるサイズもある程度選べるようで、CD9で左のシーバスをゲット。
 フッコには程遠いが、まあまあサイズであった。
 オレは超小型の反応を楽しんでいたが、やがて手ごたえ十分のサイズを釣ることができた。2回にも及ぶ、残念なバラシの経験から、今回は磯ダモをフル活用。
 そいつはキスらしきベイトを吐き出していた。サイズは7,8センチというところか。いわゆる標準的なサイズのやつ。
 その後は超小型の反応を楽しんだり、釣ったり、ケチな企業の飼い犬のうろつき具合を楽しんだり、と、少年の頃のようなドキドキワクワク感を味わい、スタート地点のどシャローに戻る。
 このポイントが、これだけ魚がいるのだから、水門周りもイケるんじゃないか、と思ったのだ。移動を検討してる間にも、ビーバスが根掛りを避けるためにキャストしていたジャンボグラブで小型を釣り上げていた。

▲型はこれが最大クラス

▲吐き出したベイト キスっぽい
 「型は滅多に見られなが、なかなか楽しめているではないか。わしらに味方する賢者が、魔法をかけてくれたに違いあるまいて。」
 「いえ、そうではありません。兄貴の義を重んじ財を疎んじる、その姿勢に、天地神明が力を与えたのです。」
 「なるほど、おおきにそうかもしれんて。ならば、わしが目指そうとする、かの水門周りも…」
 「卦を見るに上々大吉と出てお 
ります。」
 かくして天恵を得た気になったオレたちは、超小型の反応しかなくなったこの一体を諦め、水門周りへ移動することにした。


 初夏には水が悪くなったためか、魚がいなくなっていた水門周り。
 軽く、スロープ周辺を打ち、無反応。ならば水門の吐き出しはどうかと、ミノーをダウンクロスで送り込むと30超えるか超えないかの、まあまあサイズのセイゴがヒット。
 ビーバスは奥のほうへと入り込み、小型を2匹ゲットしたそうである。
 

 まったく期待していなかった、湾奥シーバスだが、好条件が戻ればすぐにやってくるというのがシーバスという魚か、と、シーバスに対する理解が深まった気がした。
 そしてまた、シーバス熱狂期が、金かけずにビッグフィッシュも望める季節の到来を喜んだ。
 ビーバスにしてみれば、富士五湖も川崎港も、かかる労苦は変わらないようだが…。

▲ヤマモト・6インチグラブにて

▲どうかと思ったが

▲セイゴながらいいのが居た
 結局、フッコ以上は見られなかったものの、久しぶりに、ルアーのみで楽しめた。
 バス釣りが困難となったこの時代、シーバスというゲームフィッシュの存在を改めてありがたく感じたこの日。
 10月、11月以降は満足に釣りが出来る保障もない、まったく読めない状況にあって、今をとことん楽しまねば!と思う。そして、金銭的に余裕があるわけでもない
現在、軽く行けて、確率も高い、こんな魚の存在は非常にありがたい。

▲川崎市に居るつもりだったが…
 願わくば、この周辺の海岸線を広く一般に開放されるようにして欲しいものだ。
 産業の発展、経済の発展といっても、その社会に暮らす人々が、必ずしも幸せに生活できているわけではない世の中である。
 企業は発展しても、その下に生きる人々が幸せになれないのなら、そんな発展には何の値打ちも無い。
 湾岸を占有する企業など、潰れてしまえ!海はみんなのものぞ!
 危険な設備は、要所要所できちっと保護柵を設ければいいわけで、めんどくさがって、一帯すべてを立ち入り禁止にしてしまうのは腹立たしいことこの上ない。
 経済効率という、一部の人間にとってだけ都合のいいシステム。それが、そいつらの世界だけで行われてるものなら怒りもしないが、そのとばっちりを関係ない庶民に背負わせるという構図が、まったくもって気に入らない。
 燃料高騰、物価上昇に歯止めがかからない。
 政治の介入により、事態を緩和するのではなく、行くとこまで行かせて、経済至上の価値観が破綻してしまえばいい。結局、実際の生産こそが価値があるのだと。
 持たざるものとしては、そう考えてしまう。

▲史進、騎馬を入手

▲30分寝て目が覚めてしまった
 9月8日。
 この日は、月曜日ではあるがビーバスは休日である。
 今年は彩国野池に行っていない。
 この機会を逃しては次はわからない。
 というわけで、あまり芳しくないという状況らしいが

▲嵐山小川インター 向こうに雲海が見えた
、一度は行ってみなきゃという気になっていたので、野池攻め決行と相成った。
 片道1300円という暴利を貪る集団。道路公団。公なんて文字は外してしまえ!盗賊が、通り賃を剥ぎ取るのと中身は同じである。高速道路はタダになると掲げた言葉は大きな嘘。
 この腐った連中を上に置いとくにはそろそろ限界だと思わない?
 少なくとも、オレは嫌だね。
 闘う術があるなら、やつらに痛烈な一撃を与えてやりたいものだ。

▲この日唯一のブラック

▲鮑旭の釣果


 と、嵐山小川に到着。
 ビーバスは既に現場にいるという。
 現地にたどり着き、ビーバスモービルを発見するが、目的の池が見つけられず、すでにビーバスは撤退しているところだった。
 そして、そこには鮑旭もいた。
 9時まで限定の参戦だそうである。
 そのまま、山間のリリーパッドの覆う野池に行くが、有名スポットらしく、プレッシャーもきついとのことで、ノーバイト。
 次いで、住宅街の中にある池ではビーバスが小粒を一枚ゲット。
 超小型の稚魚がルアーを追う様は見えたが、それ以上の展開にはなりそうもなく、蒲の生い茂る池へと移動。
 そこでは、鮑旭がウシガエルをヒットさせていた。

▲なんて所だ!?

▲バス駆除の効果を実感した彩国野池
 その後も移動を重ねるが、どうも魚の気配が薄い。
 プレッシャーやスレというものもあるだろうが、絶対数が最大の原因だという気がした。
 小さな器に、入れ替わり立ち替り攻め入り、数が失われ、かつ生き延び、そのようなことが毎日といっていいぐらい行われ、しかし彼らはこの閉鎖水域から逃れることが出来ない。
 限られた個体が、限られた池の中で再生産を続けることの困難さが、容易に想像できた。
 そして、行政を挙げてのバス駆除の動き。
 これでは釣れないのも当たり前だな、と、この時、野池での釣果は9割がた諦めていた。

▲ビーバス、視姦される
 それでも、打てるとこは打って行ったものだが、やはりというべきか。
 たまに魚の姿を見るものの…そのうち眠くなってきた。
 鮑旭と別れたのち、オレはジジババ向けの健康センターで休憩を取ることにした。
 オレが眠ってる間にも、ビーバスは各所で奮闘したようだが、結局結果は出せずにいたようだ。
 野池はもうダメだな。本命である川に行ってみよう、ということになり、川へ。
 水はささにごりあり、流れあり、ベイトありでいい感じだったが、入った場所には
フィッシュイーターの気配はなく、日ごろ出番の無いジグ&テキサスの気分だけ味わっておしまい。
 もはや残されているのは、今年、ビーバスがよく結果を出している川の合流部しかないということに。
 流れは普段より強く、ささにごりあり、ベイトありで、何か釣れるんじゃねえのぐらいの雰囲気があったし、ビーバスが良く結果を出していることを鑑みれば、魚を寄せる要素がこの一帯にはあるのだ、と、この日初めて「釣る」ことを意識してキャストした。
▲ジグを打つべき水路

▲見た目は抜群にいい
 駄菓子菓子…。

▲三令幼虫

▲最後はシーバスタックルで
 一向に、その兆候は現れず、いつの間にか無為のキャストを繰り返すという羽目に。
 NW06を対岸のブッシュに引っ掛け、ロストしてしまい、完全に戦意喪失。
 だいぶん暗くなってきたが、ビーバスは諦めていなかった。
 「これからバドタイムですよ」と、そこそこのペンションテンションを保ってい
た。が、結局、ナマズらしき反応があったきりで、ブレード音が虚しく夜空に響くのみ。

▲青姦


 「手抜き麺のぽんこつラーメン」というトータルテンボスネタから、とんこつラーメンが食いたくなっていた。
 青姦バッタを撮影し、いい気分になり、胃袋を満たしたが、その後眠くなりSAのベンチで仮眠。
 厳しい一日はかくして終え、やっぱシーバスにしとけばよかったなんて思いつつ、メールをチェックしたらJOY兄いからの着信あり。

▲JOYミノー快挙
 JOYミノーで三重県のクロダイ若魚をゲットしていた。
 

 この無念は、次の行動に活かすべく、現在シーバスタックルと13日西湖攻めの準備を同時進行させている。
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